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校旗・学校旗とは保育園、小学校、中学校、高校、大学、専門学校などの各種学校で飾られる旗です。デザインは校章と学校名の入ったシンプルな物となっており、学校行事や入学式・卒業式などの大切な場面で飾られるシンボル的な存在です。
校旗の形状は国旗などと同様に、比率2:3の一般的な形状をしております。デザインも国旗と同様、中央に大きく社章が配置されたものが多く、その横や下に学校名を入れるのが一般的です。用途は大きく2つに分かれ、1つは屋外で掲揚するため、もう1つは式典・学校行事で会場の舞台など屋内に飾るための高級旗です。仕様も用途によって大きく異なります。
【周囲三巻縫製】ホツレ防止のため、生地の周囲を三回折り返して縫製・補強します。
【挟みレザーハトメ】取付け紐を通すためのハトメを付けます。その際、生地の表裏にレザーを挟み補強します。通常は白いレザーを使いますが、高級旗の場合には金色のレザーを使うことがあります。
【フレンジ】フレンジと呼ばれる金の房を取り付けます。存在感や高級感が出ます。フレンジにも多数の種類があり、シンプルで安価な棒フレンジから、フレンジ部分が特殊な編み方になっている高級な四段七宝フレンジなどがあります。
校旗の素材もその用途によって大きく2つに分かれます。屋外掲揚用の旗はよく風になびく耐久性の高い生地が選ばれ、屋内に飾る高級旗は見た目の重厚感や高級感から選ばれることが多くなっております。
化学繊維の中では厚手の生地です。斜めに線の走った綾織の生地で表面に控えめな艶があり、なびきやすく耐久性も高いことから、校旗の生地としてもよく使われています。フルカラー印刷が可能で発色も良いため、色鮮やかな美しい旗が出来あがります。
アクリル合成繊維の素材で軽くて丈夫な生地です。生地の網目が粗いため、外で掲揚された際に風になびきやすく水はけが良いのが特徴で、綿生地よりも長持ちすると言われています。屋外設置の校旗にはオススメの生地です。
やや厚手の綿生地で、その名の通り鮫の肌のような、ざらっとした手触りと、艶消しの見た目が特徴です。雨を吸水しやすく、屋外使用には向きません。重厚感と和な雰囲気があるため、校長室や体育館など、屋内に飾る旗としてオススメの生地です。
塩瀬とは元々、厚手の絹織物の一種であり、高級織物の素材として利用されていましたが、こちらはそれに似せて、扱いやすいポリエステル素材で作成されたポリエステル生地となります。高級感があるため、式典などで使用される校旗に使用されることの多い生地です。
校旗のサイズに決まりはなく、ご希望のサイズでオリジナル製作できます。下記ではよく選ばれるサイズをご紹介させて頂いています。ただし屋外で掲揚するための旗なのか、屋内に飾る高級旗なのかにより定番のサイズが異なります。
掲揚用の旗は高い位置に設置することが多く、遠くからでもしっかりと見えるよう比較的大きめに作成され、高級旗は三脚台などを使って床面に立てることが多いので、設置した際に床面に引きずってしまわないように小さめに作られます。
校旗には使用用途に合わせて適した生地があるように、それぞれの生地にも適した印刷方法があります。こちらでは、表的な3つの製法をご紹介します。プリント方法に悩まれるお客様は、お気軽にご相談下さい。適切なプランをご提案します。
色数を気にすること無くフルカラーで製作が可能な印刷方法です。テトロンツイルやポリエステル塩瀬などに対応しています。染めや刺繍では表現出来ないような細かいデザインやグラデーションにも対応しています。基本的には片面プリントとなるため、裏への色抜けが必要な場合には両面印刷を行います。
シャークスキン綿などの綿生地やエクスランを染色する際に使用される製法です。本染めともいわれ、生地の中までしっかりとムラなく染め上げ、染めた後の生地の風合いが柔らかいため、掲揚旗によく使われます。
高級旗で使われる製法で、その名の通りデザインを刺繍で表現します。刺繍の価格はデザインの大きさや色数によって変わります。デザインの全てを刺繍するケースの他、昇華転写や反応染めなどの他の製法と組み合わせて、一部のみ刺繍で表現するワンポイント刺繍を行うケースもあります。